ジム少年
病弱であるが故に海に出ることができない少年。
バケツの海しか見たことが無く、本物の海に強く憧れている。
両親を亡くし、酒場「地獄亭」に暮している。
海坊主のキムをはじめ、仲間を大切にし、純粋な心を持っている。
海賊ドクロ団
6人の海賊一味。
それぞれが腕っぷし自慢の武勇伝をもっている。
海賊の親分と、片目の1、片腕の2、片耳の3と4、どぶねこなどがいる。
機関銃を振り回しながら、ジム少年達の行手を阻む悪者集団。
海賊どぶねこ
海賊ドクロ団の紅一点。
ねずみを食べて育ち、悪いことならなんでも好きだが、
自分じゃゼッタイ手をくださない!
カモメを味方につけ、漂流者になりすましてお人好しの水夫を騙したり、
船を襲うきっかけを作ったりする女海賊。
そのほかの登場人物
●海坊主キム
その昔、船に乗っていたこともある。ジムに「船はこんなものじゃない」「海ほど退屈なものはない。わたしは船酔いするたちでしてね。楽しいと思ったことは一度もない」などと、ジムの知らないことを語って聞かせている。トランプ遊びが好きで、船に乗ってからはジム少年がうんざりするほどトランプに夢中。
●酒場のあばずれ女
歌を歌うことが好きで、船に乗ってジムと二人の時に歌を歌う。
酔っ払いの船長に宿屋を案内した後で、船長が殺し屋に殺されたところを目撃してしまう。
●殺し屋:二本指、殺し屋黒犬
ひとのいやがる殺し屋に、望んでなった二人組。
「セロコヲヨチンセ」という謎の言葉は二人の暗号。
●島の男ピーター・ポン
ピーター・パンの子孫のピーター・ポン。
流れ着いた島で200年もの間一人で暮らしてすっかり人間嫌いになっている。
●ホラ吹きおばさん
月に行ってうさぎを捕まえてきました。なんてホラを吹いてはみんなを楽しませている。
クイズやなぞなぞが大好きで、いつもみんなに話している。
●おっ母
女装のおっ母。ジム少年の母親がわりをしている。
●船長
その昔沈没した「棺桶丸」という幽霊船の船長をしていた。
ラム酒を手に持ち、宿屋を探している。
● 錨屋の主人
みんなが冒険に出ようと行っても、「わたしはもう年ですよ」といって、冒険には出かけようとしない。
●酔いどれマドロス3人組
刺青マドロス、片目マドロス、錨マドロスの3人組。
酒場「地獄亭」に集まっては、「よくないことが起こる」と噂し合っている。
●航海学者ドン
「私は天才だ。私にわからぬことはない。」と語る航海学者。
若い頃は「羅針盤」というニックネームだったらしい。
ジム少年に対し「人生は冒険だよ。行ってみるんだ。勇気を出して。」と、宝島へ旅立つことを後押しする。