まだ見ぬ舞台への熱いおすすめコメントをまとめた 「イェルマへの望遠鏡」
第五弾は、これまでたくさんのギガの舞台を見てくれている
國武敬資さんに書いていただきました。
福岡での演劇をたくさんみて、自分のブログでも、自分の体験と観劇で感じたことを織り交ぜながら書いています。ある人が國武さんの観劇ブログを
「國武さんのラブレターじゃないですか」と言っていました。
舞台を見るということを、自分の外に置いているのではなく、自分の内に感じたことと結びつけて書かれた感想こそ剥き身のLOVE批評と感じます。
國武さんは、2009年に上演した「カンディード〜或いは楽天主義説」から演劇を見てくれるようになったそうです。その時のセリフの「とにかく働かなければならない」という言葉にぐぅぅぅっ!と感じ入ったようです。
今回のイェルマの舞台はどのように届くでしょう。
まだ見ぬ舞台へのラブレター♡ありがとうございます。
劇団GIGAは、今現在、世界レベルの力を持った演劇集団だと俺は考えている。これまで数々の世界的名作を独自の鋭い切り口で大胆に解釈し直して見事に現代に蘇らせてきた。だから、ガルシア・ロルカによって今から80年以上前に著された『イェルマ』もきっと我々の身に迫る傑作となっている。 舞台上に繰り広げられるシュールなビジュアルも緻密な計算によって今の現実にしっかりと結び付けられる演出。練り上げられた役者の身体。とにかく、ここにしかない芸術作品を体験して欲しい。
國武敬資
2017年に上演した「ベルナルダ・アルバの家」の感想文章